2013年7月8日月曜日

ミラノ 2014 S/S メンズコレクション その2


2014春夏ミラノコレクション2日目からいくつかピックアップしてご紹介します。初日が異常なまでの濃密さだったのに対し、薄い2日目です。


TRUSSARDI(トラサルディ)

こってり濃厚が持ち味だったウミット・ベナンからデザイナー交代後、初のコレクションとなったトラサルディ。デザイナーは創業者のひ孫ガイア・トラサルディです。俺にもっと輝けと囁くことでおなじみですね。

そのガイア・トラサルディのデビューコレクションはザ・無難。薄味のコンソメスープみたいです。決して冒険すること無く、おとなしいが故に変人ウミット・ベナンと好対照で、逆に新生トラサルディをアピールすることにとりあえずは成功したのでしょうか。
全体的にイタリア・バイカー・リラックスといったキーワードをミックスさせたようなコレクションで、ドローストリングのレザーパンツは面白いと思いました。絶対高くて買えないけど。レザーアイテムの豊富さはさすがです。オフホワイトからピュアホワイト、様々なブルー 、ブラウン~サンドカーキ?と幅広いカラーもウミット・ベナンからの脱却を図っているかのようです。
(画像はWWD.comより)

ちなみにデザイナー交代の際にお伝えした記事の写真に写っている方は、ガイアさんではなかったようです。ガイアさんはこちら。
ガイア・トラサルディ(NOWFASHION.COMより)

めっちゃタイプだった。


PRADA(プラダ)

ここ数シーズンはメンズファッションにおけるトレンドセッターとなっいるプラダ。プラダが打ち出したトレンドを他のブランドが追随するという構図が続いています。
さて、今シーズンはどうか。

全体的にカワイイファッションが主流となりつつある中、最も得意としていそうなプラダが今シーズン打ち出したのは、およそ春夏シーズンとは思えない爽やかさ皆無のトロピカル。異様に毒々しいんですけど。トロピカル柄onトロピカル柄とか難易度高すぎ。そのプリントものも、プラダの得意とする定番。逆に言えば少々新鮮さに欠けるような。

ゆったりシルエットのボトムスをガチャベルトやと組み合わせたり、ジャケットとボトムスの色を微妙に外したり、ピンストライプだとかはダークなトロピカルと組み合わさって破壊力抜群の諸刃の剣。普通のメンズが着るとどう見てもチンピラです。昨シーズンのカワイイとは真逆の、言わばアンチカワイイ、これが今シーズンのプラダ。
またフォロワーが出てくるでしょうけど、個人的には理解不能。ただ、カワイイ男子が着ると逆にものすごくカワイくなるんだと思います。カワイさに定評のある30代メンズの皆さん、出番です。

(画像はWWD.comより)



以上、ミラノコレクション2日目でした。
え?これだけ?
そう、これだけ。大丈夫かミラノ。


ミラノ 2014 S/S メンズコレクション その1
ミラノ 2014 S/S メンズコレクション その3


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