もうこれだけ暑いと半裸ファッションがトレンドにならないかとか思ってしまうわけですが、来年はまだそうはならないようです。2014春夏パリコレ3日目。
Maison Martin Margiela(メゾン マルタン・マルジェラ)
何が良いかって、くたびれたなんて言葉は我々30代にはしっくりくるわけです。そしてこのルックを見ていただければ分かる通り、30代メンズにピッタリのコレクションではないでしょうか。この良い感じのくたびれ具合は男っぽくていいですね。トレンドのフェミニティはラップスカートのように腰に巻き付けられたジャケットの裾。しかしこれは逆にカワイイよりもカッコいい印象で女性っぽくなりすぎず、取り入れやすそうです。
(画像はWWD.comより)
Acne(アクネ)
そんな今シーズンのアクネは、ビッグシルエットとタイトルシルエットの巧みな組み合わせにより生まれるフェミニン。シルエットや丈のバランスを変えただけでここまでフェミニンになるかってくらい。そもそもモデルがフェミニンだけど。
裾を引きずって歩くくらいのウルトラバギーパンツがナウいです。そもそも大きい人が多いスウェーデンのブランドなので、全体的にサイズがちとデカい(特に手足が長い)から日本人でこのパンツを穿ける人はそうそういないでしょう。私が穿くと御奉行様みたいになります。控えおろう。
シャイニーなレザーやスウェーデンの画家、Hilma af Klint(読めない)の絵をモチーフにプリントが施されたシャツなどが90年代初頭のロックミュージシャンぽい雰囲気もあります。セクシーですね。
(画像はFashionsnap.comより)
GIVENCHY(ジバンシィ)
アナログな機械をモチーフにしたパターンと、どこかの部族を思わせるコラージュのプリントがミックスされなんとも不思議な力強さを感じるルックは、モデルも戦闘部族のようなフェイスペイントが施され、なぜかまるで近未来ルックのように。なぜでしょう。わかりません。でも素晴らしくカッコいいです。マルチボーダーやバイアスに施されたラインがなぜかトライバルで部族って感じなのにやはり未来っぽい。
ここ数シーズンはプリント一辺倒で変化に乏しかったり、おとなしくて崇高な感すらあったりだったリカルド・ティッシのジバンシィですが、今シーズンはものすごくアグレッシブです。攻撃力高い。赤と黒のコントラストはティッシらしいですね。
(画像はWWD.comより)
フェミニンって色々な表現の仕方があるんですね。でも暑いからやっぱり半裸がいいです。
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