もうパリコレも終わってしまい14-15秋冬のメンズコレクションは全日程を終了したわけですが、このブログはこれからが本番です。
ミラノとパリから気になるコレクションをピックアップしてご紹介します。というわけで、ミラノコレクション初日から。
Ermenegildo Zegna(エルメネジルド・ゼニア)
写真だけでも上質さが伝わってきますが、それだけでなく様々なギミックが隠されているようです。詳しくはFASHION PRESSの記事をご参照ください(http://www.fashion-press.net/news/9317)。
これらのギミック、所詮写真だけで見たところでわかるものではありませんし、実際にショウを目の当たりにしても理解できるかどうか。説明されて初めて分かるディテールの作り込みかもしれません。しかし、それが間違いなく良い効果を生んでいることはどのルックを見てもエレガントでカッコいいことから一目瞭然です。
アイテムやコーディネートで言えば、左前合わせのジャケットがあったりジャケットの上からセーターを着たりとなかなかの変化球を混ぜ込んできています。今後も要注目のエルメネジルド・ゼニアです。
Ermenegildo Zegna 14-15A/Wコレクション 全ルック → http://www.fashion-press.net/collections/2597(FASHION PRESS)
MSGM(エムエスジーエム)
ひとつひとつのアイテムをクローズアップすると実に個性的ですが、割りとストリートとの親和性が高くリアルクローズに落とし込みやすい印象で、少年から大人まで幅広く使えそうなブランドです。
今回のコレクションも柄と柄と柄をこれでもかと言うくらいミックスさせたり、あるいはシャイニーゴールドを使ったりとなかなか派手は印象です。アウターはビッグシルエットが多いですね。コーディネートは参考になります。スウェットは人気が出そうです。
MSGM 14-15A/Wコレクション 全ルック → http://www.fashion-press.net/collections/2598(FASHION PRESS)
JIL SANDER(ジル・サンダー)
そんな今回のコレクションですが、女史が手がけたと言っても違和感ないくらいジル・サンダーしてますね。これなら女史必要ないんじゃないかな。すぐ辞めるし。後任は今回のチームの中から選ばれたりして。
コレクションはこれまた写真だけではわかりにくい技術満載のようですが(FASHION PRESS参照 : http://www.fashion-press.net/news/9339)、そんな御託はどうでもよくて、とりあえずカッコよければいいじゃない。
序盤に登場しているエンボス加工による水玉模様は実に美しいですね。ベルトラインまでの丈のトップス、ちょろっと登場しているリラックスしたシルエットのボトムス、深くやわらかいパープルが新しいかも。
JIL SANDER 14-15A/W 全ルック → http://www.fashion-press.net/collections/2608(FASHION PRESS)
VERSACE(ヴェルサーチ)
テーマはバイカー。様々なバイカー。
うん。お前はそれでいい。このままヴェルサーチという名のバイクでモードの世界を駆け抜けてくれ。疾風のごとく繰り出されるナニコレ珍百景。考えるな、感じるんだ。
上記写真中2枚目のルックなんて、お巡りさんに切符切られます。バイク乗ってないのに。齢60にも達しようかというオバサンが作ってるかと思うと、やや背筋が寒くなる14年・冬。
VERSACE 14-15A/W 全ルック → http://www.fashion-press.net/collections/2600(FASHION PRESS)
以上、ミラノコレクション初日からご紹介しました。
(画像はすべてFASHION PRESSより)
ミラノ 2014-15 A/W メンズコレクション その2
ミラノ 2014-15 A/W メンズコレクション その3
ミラノ 2014-15 A/W メンズコレクション その4
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