パリコレ2日目から。個人的にイチオシのダミール・ドーマが登場しました。
kolor(カラー)
今シーズンも見られる、優しくて柔らかい色使いとシルエットはまさしくカラーの真骨頂。定番の柄を、拡大したかのように大胆に配置していますが、なぜかそれがエレガント。
ボトムスは思いっきりリラックスしたワイドパンツ、スポーティな裾リブパンツが気になります。
kolor 14-15メンズコレクション 全ルック → http://www.fashion-press.net/collections/2640(FASHION PRESS)
LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)
まずステージがデジタル。歩いているモデルが合成写真のような不思議な感覚に陥ります。カラーパレットもデジタルをイメージしたのかブルーが目につきます。グラデーションボーダーだとか、ハイテク素材ぽいのも珍しいかも。
これまでのLVのイメージとはちょっと違うかもしれません。正直なんだかよくわからない。
LOUIS VUITTON 14-15A/Wメンズコレクション 全ルック → http://www.fashion-press.net/collections/2667(FASHION PRESS)
RICK OWENS(リック・オウエンス)
まるで僧侶のようなルック。カラーパレットもブラウン、ブラック、グレーベージュの3色のみ。しかもほとんどがワントーンというなんだかストイックなコレクションです。僧侶というより尼僧に近いでしょうか。よくわかりません。
しかし、私にとっては神コレクションです。なぜなら、すべてのルックでクロッチが膝のあたりまで引き下げられ作り上げられたシルエットは、短足が目立たなそうだから。これは革命です。最高。天才。
RICK OWENS 14-15A/Wメンズコレクション 全ルック → http://www.fashion-press.net/collections/2641(FASHION PRESS)
DAMIR DOMA(ダミール・ドーマ)
しかし彼のファンの私としては、なんだかちょっぴり残念。
ダークトーンでまとめられた今回のコレクションは無駄なものを削ぎ落としたかのよう。ボリュームを持たせたアウターは特に肩から二の腕にかけての丸みは面白いです。コクーンシルエットやAラインはシンプル。目の錯覚効果のような袖も面白い。ジャカード?で描かれた模様は美しく、歩くと軽やかに揺れる服はドレープを生み出し、なんともエレガントです。
でもなあ…なんだか面白味がない。彼らしい優しさや柔らかさは見られますが、これまでのようなダミールらしい突き抜けるようなインパクトが薄い気がします。今シーズンは何かを変えたいと語っていたようですが、ここ3シーズンくらいは彼自身とブランドにとっての過渡期だと私は考えています。故にもがき苦しんでいる印象を受けます。ここを乗り越えたとき、このデザイナーとブランドは本物の地位を確立させると思います。これからも期待し続けます。
ただし、リアルクローズという方向付けは歓迎したいです。値段の高騰がすごいですけどね、このブランド。そしてダミール・ドーマではなくダミール・ドマという呼び名が定着しつつあるようなので、私もそう呼ぶことにします。ドマ。
DAMIR DOMA 14-15A/Wメンズコレクション 全ルック → http://www.fashion-press.net/collections/2646(FASHION PRESS)
以上、パリコレ2日目でした。ダミール・ドマに関してはアツくなります。
(画像はすべてFASHION PRESSより)
パリ 2014-15 A/W メンズコレクション その1
パリ 2014-15 A/W メンズコレクション その3
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