ロンドン~ミラノ~パリとご紹介してきた14-15秋冬コレクションも最終回。最終日にふさわしいナンバーワンブランドが登場しました。
LANVIN(ランバン)
今回も、いや今回はいつにもましてアイテム・シルエットともにバリエーションが豊富すぎて楽しいです。カラーパレットもトレンドのダークトーンに始まり明るいグリーンや刺激的なピンクも。そして何より洗練されたスタイリングで、どのルックも男らしくありながらエレガントです。
エレガンス、パンク・ロック、近未来、デジタルといった要素が見え隠れする気がします。それらを難なく一つのコレクションにまとめあげてしまうことろが素晴らしい。
アイテムは手提げリュック、ロングマフラー、オーバーサイズのアウターが気になります。あと手首から肘までのアームウォーマー?が袖にバランスの変化を持たせていて面白いです。SNSにインスパイアされた?という手や顔のモチーフもランバンらしいですね。
この様々なルックの中からどのアイテム、コーディネート、スタイリングを取り入れようか考えただけでわくわくします。今、ランバンほどメンズにファッションの選択肢を与えてくれるブランドは他にないのではないでしょうか。
LANVIN 14-15A/Wメンズコレクション 全ルック → http://www.fashion-press.net/collections/2669(FASHION PRESS)
THOM BROWNE. NEW YORK(トム・ブラウン ニューヨーク)
ウサギさんもゾウさんもカエルさんもシカさんもその他の動物さんたちもみんなツイードの3ピースで。端が切りっぱなしだったり裾が無造作にダブルに仕立ててあったり、野生的。ただし草食動物。
それは良い。それはまあ良いとして、後半はトレンドのビッグシルエットに挑戦しちゃいました。やっぱりビッグシルエットだよねー。超サイヤ人みたいだよねー。失敗進化したやつ。パワーはあるけどスピードはなさそうだよねー。
体中に描かれた葉っぱは、どういうことでしょう。わかりません。…こまった、ちょっと勝てない…
植物か。前半動物、後半植物。つまり、動物が普通に2足歩行で喋って人間様に生きている世界観のマンガがありましたね。植物(野菜)の名前が付けられたキャラクターが登場するマンガがありましたね。
がんばれトム・ブラウン…お前がナンバー1だ。
ああ、最後にマジメに言っときます。腰に巻きつけた前開きのプリーツスカートがカッコいいです。
(画像はFASHION PRESSより)
THOM BROWNE. NEW YORK 14-15A/Wメンズコレクション 全ルック → http://www.fashion-press.net/collections/2662(FASHION PRESS)
SAINT LAURENT(サンローラン)
トム・ブラウンでドカッとこってりしたメインディッシュの後のデザートとでも言うべきコレクション。ああ爽やか。毎シーズンこんな位置づけで紹介していますが。
内容自体については、もはや何も言うまい。毎シーズン言っていますが、エディ・スリマン。それ以上でも以下でもありません。そろそろ飽きたかも…
相変わらず少年でロックだけど、どこかオヤジ臭いのはお父さんのクロゼットから拝借してきたものをコーディネートに取り入れているっていうイメージらしいです。なるほど。でもうちのお父さんのより、お高いんでしょう?
SAINT LAURENT 14-15A/Wメンズコレクション 全ルック → http://www.fashion-press.net/collections/2660(FASHION PRESS)
これでパリコレ終わり。やはり最終日は濃いです。主にトム・ブラウンのせいで。
私の気力が続かないので、惜しいながらも省略したブランドも有ります。しかしやはりパリコレすごいです。ナンバーワンです。ナンバーワンにならなくてもいいなんて言わないよ絶対。
パリ 2014-15 A/W メンズコレクション その1
パリ 2014-15 A/W メンズコレクション その2
パリ 2014-15 A/W メンズコレクション その3
パリ 2014-15 A/W メンズコレクション その4
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