パリコレ4日目です。次の主流となるかもしれないブランドたちが登場しています。
KENZO(ケンゾー)
今シーズンも実にケンゾーらしいコレクションです。カリフォルニアのビーチがテーマということらしく、波や水面、サーファーなどからインスパイアされたと思われるモチーフ模様が面白いです。ケンゾーの柄は独特ですよね。鮮やかなようで毒気もあり、どこかノスタルジックでもある。大胆に施されたカラーブロッキングはエレガントな雰囲気をプラスしています。
今シーズンもスポーツの要素が多く取り入れられており、ストリートに実にマッチしそうです。オーバーサイズのトップスとリラックスしたボトムスはもちろん、個人的にはシューズも注目です。
(画像はWWD.comより)
Dior Homme(ディオール オム)
とにかくユニフォーム的な部分を追求しているというデザイナーのクリス・ヴァン・アッシュの作るディオール オムの服はミニマリズムの頂点に立っています。今シーズンはボルドーをトレンドカラーとして打ち出していますね。一年前のブルーが今年は街中に溢れかえっているのを見ると、来年のトレンドカラーも自ずと見えるというもの。カラーブロッキングも昨シーズン当たりからじわじわ来てますので要チェック。ワントーンも相変わらず押してきます。
それからWWDによるとトレンドアイテムはジャンパーとのこと。さすがディオール、ひと味違うぜってなもんらしいですが、今年の春くらい涼しいならジャンパーも着られますね。
ショウは太陽のなんたらがテーマらしく、カラーパレットがボルドー→ブルー→グレー→ブラックと
徐々に変化していくのが一日の移り変わりのようで面白いです。
(画像はWWD.comより)
DAMIR DOMA(ダミール・ドーマ)
前シーズンのコレクションで以前までの民族調スタイルから完全に決別し、新たなダミール・ドーマを見せようと試みていました。しかしそれは大きな成功を収めたとは言いがたいコレクションとなってしまいました。
こんなダミール・ドーマは今シーズンこそ完全に新しいダミール・ドーマとなり、コレクションは素晴らしいの一言です。ウエストを大きく?絞ったシャツ・ジャケットやハイウエストのパンツ、リラックスしたショートパンツ、オーバーサイズのブルゾンやジャケットを巧みに組み合わせ、メンズファッションの新しいシルエットを生み出しています。カラーは鮮烈な白、得意のカーキ、そしてモノクロなど。鮮やかなブルーやピンクも最近の彼らしい。タータンチェックやシェブロン(∧模様)の使い方も新しいですね。
このコレクションはおそらくダミール・ドーマにとって大きなターニングポイントになるでしょう(希望)。今後大きく飛躍するであろう彼に皆さんも注目してみてください。
(画像はNOWFASHION.comより)
AMI(アミ)
前回は地下鉄でしたが、今回は空港。シチュエーションを設定してその中を過ぎ行く人々というショウのスタイル。空港だけに旅人やビジネスマン、バカンスに出掛ける人など。リアルクローズに徹した服は人生のワンシーンに馴染みます。
ストライプやカモフラージュ、チェック、花柄など旬のパターンをセンスよく取り入れ、洗練された印象を与えてくれます。全身アミでも良いってくらい、着たくなる服とコーディネートを見せてくれます。ドレスとカジュアルのミックスも抜群に巧い。
(画像はNOWFASHION.comより)
とりあえずダミール・ドーマ最高ということで。
パリ 2014 S/S メンズコレクション その1
パリ 2014 S/S メンズコレクション その2
パリ 2014 S/S メンズコレクション その3
パリ 2014 S/S メンズコレクション その5
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